こんにちは😊
秋田県能代市 おおたファミリー薬局 漢方相談担当の太田です。
前回は、漢方の考え方における「腎」の役割と、「腎虚(陰・陽)」「腎精の不足」について簡単にご説明させていただきました。
おさらいとして、
腎のトラブルには以下のようなものがあります😖
※膀胱に関連する不調も腎の不調としてとらえます。
上の「腎陽虚」「腎陰虚」「腎気虚」を改善してくれる漢方が「補腎薬」です😊
補腎薬の代表格「八味地黄丸」は、病院でもよく処方されますし、CMで耳にしたことがある方もいらっしゃると思います。
この八味地黄丸から【附子】【桂枝】の二味(2種類の生薬)を除いたものが「六味地黄丸」です💡
8-2=6ということですね😆
六味地黄丸はもともと乳幼児期の五遅(起立・歩行・言葉・発毛・歯)に使われていました。
成長・発育の遅れもまた、腎虚の症状です。
成人以降に現れる腎虚の症状には、この六味地黄丸をベースとした補腎薬が使われます😊
<杞菊地黄丸>六味地黄丸+枸杞子+菊花
➡腎虚の症状の他に肝の症状(目のかすみ、充血、ドライアイ、イライラなど)があるときに
<瀉火補腎丸>六味地黄丸+知母+黄柏
➡のぼせや手足のほてり、喉の渇き、口内炎など、体に余分な熱があるときに
<八仙丸>六味地黄丸+麦門冬+五味子
➡空咳、喘息、呼吸困難、糖尿病による口喝などにも
<蘭州金匱腎気丸>六味地黄丸+附子+桂皮
➡八味地黄丸を基にしたもの、冷えが気になるときに
<牛車腎気丸>六味地黄丸+附子+桂皮+牛膝+車前子
➡冷えに加え、下半身のしびれや、むくみが顕著なときに
この他にも、鹿茸など動物性の補腎薬を含む漢方もございます🐜
年齢とともに腎虚の症状が現れてくるのは自然のことですが、
なるべくゆっくりと歳を重ねたいものですよね。
あなたの体質に合った補腎薬をお選び致します😊お気軽にご相談ください。
次回は…こんなものも漢方なの!?
普段は口にしない(?)生薬をご紹介したいと思います😆
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